お子さんが転んで足をねん挫した、ママ自身が家事や育児で腰を痛めたり…。
そんなとき「とりあえず冷やすのがいいのかな?」と迷った経験はありませんか?
実は、アイシング(冷却)はケガ直後の応急処置としてとても効果的です。
ここでは、ママ世代に役立つアイシングのポイントを、理学療法士の視点からわかりやすくお伝えします。
1. アイシングの役割とは?
アイシングには、こんな効果があります。
- 腫れを抑える:打撲や捻挫で血管から出血すると腫れてきます。冷やすことで広がりを防げます。
- 痛みをやわらげる:冷却で神経の働きが鈍くなり、痛みを感じにくくなります。
- 回復をサポート:運動や長時間の抱っこで疲れた筋肉のリカバリーにも役立つことがあります。
2. 正しいアイシングの方法
用意するもの
- 氷嚢(アイスバッグ)やジップロックに氷+少量の水
- 保冷剤(直接肌に当てない)
- 薄手のタオル
手順
- 氷をタオルで包む(肌を守るため)
- ケガした部位に当てる
- 15〜20分 冷却する
- 1〜2時間おきに繰り返す(ケガ直後〜48時間が特に効果的)
💡 子どもの場合は皮膚が敏感なので、短め(10〜15分)で様子を見ましょう。
3. こんなときにアイシングが役立ちます
- 子どもが公園で転んで膝をぶつけた
- 部活や運動後に足首が腫れてきた
- ママが抱っこや家事で腰や肩をひねった
4. 注意してほしいケース
- 冷えすぎて「しびれ」「白くなる」「強い痛み」が出たら中止
- 冷え性や循環が悪い人は短めに
- 長すぎるアイシングはかえって痛みを増やす原因に!
- 慢性的な肩こり・腰痛は逆に温めたほうが効果的!
- 痛みや腫れが強く続く場合は、自己判断せず病院へ
まとめ
アイシングは「ケガをしたときの応急処置」としてママや子どもにとても役立ちます。
ポイントは “短時間で繰り返すこと” と “直接当てないこと”。
子どもが元気に遊べるように、そしてママが安心して動けるように、正しいアイシングを知っておくと日常の小さなケガにも落ち着いて対応できますよ。

コメント